2012年5月31日木曜日

龍樹6

この日のシェフからのサービス
野菜のサブジ
ただの野菜のサブジ、というと語弊があるが
それがここまで美味いと感動するね。
唸るしかない。

ハーブサラダ。
毎度ミントのドレッシングが美味い。
無農薬トマトのチャトニはバターのような口どけ。
無農薬と言われるだけで美味しさ2割増してしまう小市民です。 

カバブのホタテをさばいた時の出汁で煮たリゾット。
美味すぎて悶絶。

マスール豆のスープ。
これは多分、似非なら俺にも作れる気がする。
スープとサラダの美味いカレーのお店にハズレなし!

美味すぎるチャナマサラ。
やっぱり元のグレービーの問題かな…。
作るのに手間かかってそう
 

カーペ・サンテ・ディール・バハール
ヒンディー語なのかな。
さっきの捌いたホタテのカバブ。
美味い、そして美しい。何も言いたくない。

テビチのラクシュミーマサラと玄米入りチャパティ。
要は豚足のカレーだが
こんな美味い豚足カレー食べたことない。
チュルリと離れるコラーゲンたっぷりそうな身と
コクのあるグレービーが絡み合って絶品。

発芽玄米のビリヤニ、ライタ、ラム舌の赤ワイン煮カレー
牛が売り切れたので、ラムの舌でいいですか?と言われ即決。
素晴らしき幸運、これも日ごろの行いの賜物か。
相変わらず、ここのライタは泣ける旨さ。

濃厚でデミグラスソースっぽくも感じる。
これはホンマにカレーと言われないとカレーとは思わないやろうな。
俺もここまで独創的で美味いカレーが作りたい…。

デザート
キャロットムース、ガトーショコラのスパイシーソースかけ、タームのハルワ。
スパイシーソースは良いアクセントやね。
キャロットムースは絶品。


また別の日のシェフからのサービス。
里芋とほうれん草のサブジ。
これも美味い。ほうれん草と里芋の組み合わせは今度試すかな。

ここはカレーとワインの店ですから。
ワインも良さそうなのが色々リーズナブルに揃っている。
アルゼンチンのオーガニック白
ミネラル感ほどほどで、結構フルーティ。
これ好き。

トリッパ・ローガンジョシュ。
トリッパをローガンジョシュにする発想は盲点やった…。
オリジナルなのかな?
唸るしかない美味さ。

ハーブサラダ。
外で食べる価値のあるサラダとはこういうことだ。

マスール豆のスープ
こういう美味いポタージュ状のスープは
ついつい皿をパンなどでキレイに拭いたくなるね

ジンガー・ディル・バハール。
有頭海老のスパイスグリル。
前と微妙に味が違うのがニクイ
海老好きなので、勿論頭からしっぽまで
かけら一つ残さず食べた


牛テールの赤ワイン煮カレー、とオムレツ載せライス

そびえたつ牛テールの雄大さよ…
牛テールの美味さもさることながら、グレービーの味の複雑さ。唸る。

マトンカレー。
濃い。これは思ってたより違うベクトルにかなり濃厚。
美味しいが、どっちか選ぶなら牛テールの方が好きかな。



キャロットムース、栃乙女とバルサミコのラテ、
ガトーシ
ョコラ、マスール豆のハルワ
最後までつくづく美味しい…。
デザートの美味しいカレーのお店ってホント貴重。


今月ももう終わりだが、嬉しい知らせが舞い込んだ。

どうやらNagarjunaの営業再開が近いようだ。

まだまだ体調が万全とは言い難いであろうシェフを慮れば

無理のないようにと、まずはその健康を気遣うべきだろうが

やはり嬉しいものは嬉しい。

営業再開万歳である。

再会を待ちわびる間の

私の無聊をなぐさめる為にとっておいた(決して単に放置していたわけではない)

過去訪問ネタも、再び新鮮なネタを仕込めるとあれば

ここらが出し時であろう。


という訳で、写真を見返していたが

見ると改めてあの感動が甦ってくるね。

生意気にも最近は、普通に美味しいだけじゃ満足できない。

感動でたゃますぃ~(魂)が震えるような料理が食べたい…

なんていうことを呟く日々だが

間違いなく、ここの料理は私の魂を揺さぶってくれる。


あの一口、口に含んだ瞬間に目を閉じて唸りたくなるような美味しさ。

どうしてあんなに美味いか、いつも分析したいんだけれど

いつも途中であきらめる。

美味しすぎる料理の前では、私の貧弱な考察力など無力である。

美味しければすべてよし!


再開の日が待ち遠しい。




2012年5月22日火曜日

埼玉遠征

来たぜ八潮のカラチの空

週末限定 マトンプラウ ライタ付き
こんな薫り高いプラウ初めて。
美味くて瞬殺しそう。

ハリーム
豆と肉のペーストみたいな料理
途中でツナっぽく思えてくる
ロティで拭って食べると最高

ニハーリー
マトンすね肉がデンと鎮座
これはスープ感覚で、樽でイケる。
これのゴージャス版がNOORANIのニハリって感じやな

ロティも、ちゃんとアタの味がして、美味い。
こいつぁレベル高いぜ

当然のように徒歩30秒のアルカラムへハシゴ
因みにこの時は二人でした。

やっつけ感あふれる、よくあるサラダがもれなくついてくる。
でも良いんです、サラダ目当てに八潮に来たんじゃない。
カレーが美味けりゃいいんです。

マトンビリヤニ ライタ付き
プラウとは明らかに香りの種類が違うが
こちらもまた薫り高い、エクセレントなビリヤニ。
アーンドラキッチンのをホテルやレストランのビリヤニだとすると
ここのは町場の食堂のビリヤニって感じがする。
まぁどっちも美味しいので構わんのだけれど。

パヤ
コラーゲンたっぷりで、精が凄くつきそうなパワースープ。
これどっかで飲んだことあるな、と思ってたら
今は無きスーリヤで、昔シェフが作ったマトンスープに似てる。
カラチもここも、ジンジャー&ペッパーが
基本的に強いので、体あったまるね。

ナンがもれなくついてくるが
このナンもシンプルで余計な味が付いてない。
パン好きの私的にはドストライクで
これとヨーグルトでイケる。


このところ休みのたびに、他県へ遠征に繰り出している気がする。

たしかに残された時間は有限だが

そんなに慌ただしく、各地へ出かける必要があるのか!

と思わないでもない。

しかし、机上で遠征計画を練り上げると沸き起こる

今すぐ出かけたい気持ちを

無理に抑えるのも精神衛生上よろしくない気がするので

やっぱり出かけることになる。



パキスタン行きますか?それとも八潮行きますか?

と言われるほど、既にカレー好きの間での

八潮詣は定番と化しているようだ。

カレー食べに八潮に行くと言っても、その狭い世間の間では

誰も驚いたりしない。

カラチの空の日本語堪能な店長さんも

ディープそうな面がまえの店に、躊躇いなく日本人がやってきても

毎度どうもといった感じで、微塵も驚きは見せなかった。


せっかく八潮くんだりまで(失礼!)来たのだから

ココでしか食べられそうにないものを

つめこめるだけつめこみたいと思う私は

途中で「テイクアウトも出来ますしね…」と弱気な言葉を漏らす同行者を前に

「しかし…別に食べてしまっても構わんのでしょう?」

とハイクオリティー、ハイ(コスト)パフォーマンス、ハイカロリーな

パーク料理の数々をたっぷり堪能した。


近年、肉食化の傾向著しい私と

ノンべジ天国なパキスタン料理との相性は大変によろしく

現地っぽい空気感のお店(勿論現地に入ったことはない)も

大変気に入ったので、きっとまた行くだろう。

そういう今も、また行きたくなってきた。

2012年5月21日月曜日

カレー生活9

サンクトガーレン アンバーエール 
美味い。コクと苦みのしっかりした味。
これはじっくり系かな

春野菜の南インド風野菜炒め
これ良いレシピ。
簡単で野菜が樽ポーションで食える美味しさ

某店のチキンピクルスレシピを教えてもらったので
作ってみたが…ちょっと違うよね、いや大分か。
美味しいけど…玉ねぎ熱入れ過ぎたかな。
また練習しないといかんな

胡麻とじゃがいものカレー
鶏油のコクがいい感じ。
しかし…ブラインドで当てられる自信はあんまりないな

簡単バターチキンを改良中
これはだいぶ美味しい

久しぶりにサグパニール。
パニールも自家製ざんす。
まだパニールが余ったので
カライパニール風にしてみた

こっちも久しぶりのダル
ノンオイルなのでダルスープかな

100グラム46円の肉を如何にして美味しく食べるか。
を最初は考えていたが、最近はどうやって美味く焼くかが興味の対象。
これは後の成功の母。

チキンピクルスのマリネ液で油そば的なサムシングを
作ろうとしたけれど、そもそも油そばちゃんと食べたことない。
これはどっちかというと冷やし中華的なサムシング

南インド風野菜カレー
久々個人的大ヒット!
しばらくこればっかり食べていた。
ココナッツ&ヨーグルトはなんか夏っぽい。

カブと鶏のカレー
カブからイイ出汁でてる

チキンピクルスのマリネ液で野菜ピクルス
予想通り美味しくて良かった

カブと鶏のカレーの残りを
卵でとじた
ら、親子丼っぽくなった

蕪の葉のサブジ
副菜として優秀
葉を捨てるなんて勿体無いよね~美味しいのに。

チャナ・ベェガン オムレツトースト
ナスと豆の組み合わせ良いな。
オムレツはフライパンが壊れたので
カレー用のでかいやつで作っているが
当然まともに成形できない…

サンクトガーレン ゴールデンエール
アンバーエールが赤ワインだとすればゴールデンエールは白ワイン
…と公式に書いてある通りです。
麺麭がなければ麦酒を飲めばイイじゃない
毎日なんて贅沢は言わない代わりに
飲むビールはうまくないと嫌だなぁ



最近、自分のカレーが美味しくて嬉しい。

何か自分の中で、一つ壁を越えた感がある。

まぁ勘違いかもしれないし、壁ではなく柵程度かもしれないが

それでもやっぱり成長を感じる。

何一つ、特別なことをしてきたつもりはないが

人間ほっといても成長するときはするもんだ。

いや、特別という訳ではないが、この数年

毎日のようにカレーカレーカレーと作り続けてきたのは

中々に尋常ならざることかもしれない。

そう考えると成長しなければおかしいか。

いやしかし、謙虚でありたい。






2012年5月19日土曜日

千葉遠征

稲毛のシバ
稲毛初上陸。
カレーを訪ね歩いていると、色んな場所に行けるな~

サービスターリー
ノンべジとサグをメニューから選べる、+ベジタブルカレー、ダル
ライス、ヒンアチャール、飲み物というお得なセット

モロヘイヤカレー、美味いけど
+200円は単なる材料の原価だと思うので
次は普通のサグを食べてみたいな

スパイシーラム。
いい感じにクローブが効いていて美味い。
ここのカレーはどれも比較的クローブ効いてる。
日によって(人によって?)多少ばらつきがあるらしい
この日は抜群でした。

全部混ぜると旨いのはカレー界では常識
ベジタブルは単品で食べるのはきつい。
酸味的な意味で。
そういった意味でも混ぜて食べるといいね

つづいて幕張本郷まで移動してデュワンへ
駅からバスもあるらしいが
そんなものに乗るなんて我々には甘えです。
歩きましょう

アラカルトから焼き物を頼んでみたが
これが非常にレベル高い。
比較的あっさり味なんだけれど
焼き加減が抜群。
やっぱりこういう、よくある北インド料理が美味しいのは重要。

日替わりはスパイシーチキンだったので、あとはバターチキンと
キーママタールとベジタブルに。
ナンも美味いしカレーも美味い、しかもリーズナブル。
こういう店近くに欲しいわ…

千葉遠征ラストを飾るのは検見川シタール。
検見川という街の名物はシタール!と言ってもいいと思う。
あ、検見川神社もあるね。
取り敢えず、焼き物は食べるべし。
デュワンも美味いが、ここは更にそれを上品にさせた印象。
一人一皿食べたい

トライアルセット。
ライスの炊き加減、ベスト。
カレー、どれもいい意味で、万人受けする味。
バトゥーラに卓上蜂蜜かけてたべると最高です

マトンカレーと野菜カレー
マトンはちとオイリーだが、所謂アジャンタ系マトンの味がする。
要するにクローブきつい系。私は好き。
野菜はあっさりで食べ過ぎた胃にも優しい。
ナンは粉良し焼き良し、塩も良し(ぬちまーす使ってるらしい)
で、美味しくないわけがない。

○り系カブリナン
みずみずしい肌にココナッツとレーズンの化粧が馴染んでない。
ので卓上蜂蜜をたっぷりかけて食べるといいと思う。
当然、太ります。

こういうハルワは食べたことないな~。
見た目よりだいぶ甘さ控えめ。
実際は消しゴム大サイズなので、ぺろりといける。


シタールに来たら
マンゴーは食べるべき。
マンゴーパフェは一人一つでもいいね。


一昔前に流行った国民的格ゲーの主人公が言ってましたね

「俺は俺よりうまいカレーを食いに行く」

…違うか。


まぁしかし、という訳で今回も他県の名店と呼び声高いお店を巡ってきたが

何処もレベル高くて美味しい。

東京と数を比べてはいけないが、千葉も美味しいお店多いね。


今回何が感動したって、所謂タンドーリチキン、シークカバブ

バターチキン、ナン、みたいな

世間的に見てポピュラーなインド料理が

どれも非常に美味しかったことだ。

ボクシングにおけるジャブとストレートの重要さのように

やっぱり基本的と思われるメニューが美味しいのは最強だな~

と、しみじみ感じたりもした。

私もご多分に漏れず、インド料理の原風景みたいなのは

タンドーリチキン、バターチキン、ナン、ってところがあるからかな。

最近、一周まわって北インド料理が無性に食べたい。



でも、東京でインド人シェフの

本当に、感動するくらい美味しい北インド料理の店って

いったいどのくらいあるのかな。

そういうことを考えてると、無性にスーリヤが懐かしくて

つくづくあのころは良かったなんて思う。

相変わらず、北インド料理店の数は多いけれど

質的には、南インド料理店の方が上なんじゃないの?

と思いたくなるんだけれど、どうなんだろうか。


何はともあれ、千葉遠征は楽しかった。

機会あればどの店もまた行きたいな。