2012年11月9日金曜日

カレー生活16

牛肉のスパイス炒め
即席で作ったにしては良い方
しかし、牛の薄切り肉はあんまり好きじゃないな~
やっぱり塊で焼いて切り分けたい

厚揚げと大根とコンニャクの梅カレー
後で気づいたけど、大根だけ先に出汁で煮とけばよかった
後悔先にたたず

牡蠣カレー
これはかなりイメージに近いのが出来た。
鰹出汁と牡蠣の出汁のチートパワー
不味くなるはずもなし。
玉ねぎは蒸して正解。

Bengali Dhulli Masoor Dal
甘いダル。
パンチフォロンの香りが後を引く。
頂いた黒糖を使ってみたが
これ私好きだな~
でも、皆が好きかは微妙かな…

パオバジ
自分史上最高に美味しく出来たパオバジ
全ては師匠の薫陶の賜物です。
更に美味しくなるよう努力せねば!

南瓜と人参のポリヤル
まぁこれは不味く作るほうが難しい。

ダム・ムルグ
マリネした鶏肉をタップリのソテードオニオンとヨーグルトで煮込む
簡単なお仕事。
弱火で割と長時間煮込むのがポイントなのかな。
初めて作ったけど、これは自分なりにもっと色々試したい。
まだこれでは魂まで響かんね。

インディカ米と日本米ミックスのターメリックライスに
野菜プラオ

押上の名店風ラッサム
久しぶりに作ったけど、今度からはレシピを頭に入れつつ
なぞらずに作ろう。
もっと自分好みにしたい。

なんか順番がだいぶヅレてるな
この中ではダントツに牡蠣の出来が良かった

サグ・パニール
もちろんパニールから作りましたとも!
しかし…私もそろそろ一回既存のレシピを忘れて
もっと自分の感覚信じて作ってみよう。
普通のサグは、もういらない!

サバカレー
ホントは鰹かイナダが欲しかったんだけどね~
まぁ良いかと思って使った。
悪くないけどベストじゃないな~、このグレービーとの必然性を感じない。

けららシチュー
色々、やりたかったことを失念していたし
味も決まっていたとは言い難いな~
これは近いうちに作り直そう。

パンチャラギダール
まぁこれも今回は色々…と言い訳したくなる。
でも評判良かったTOP3には入ってたし
こういう豆カレーは皆好きなんやと
分かったことは収穫。

今までで一番マズイモツカレーやったかな
辛さだけを抑える、ってのが出来なかったが故の
味のぼやけがヒドイ。
普通に美味しいね、は褒め言葉じゃないからね。

この間、友人のところでカレーを作りに行ってきた。

このブログを読んでいる数少ない読者の方には周知の事実だが

私は食べるのも作るのも好きな人間である。

美味しいものを外で食べた経験を、家の食卓の豊かさに変換しようといつも試みている。

最近は外では主にカレーばかり食べているので

食卓に反映されるのもカレーと言う名のスパイス料理ばかりである。

ここ数年は、ホントに内に外にと毎日カレーばかり食べている。

それだけ食べていれば、それなりに不味い店にも出くわす。

気の小さい私には、料金以下の不味いカレーを食わせる店では金を払わねぇ

なんてワイルドなこと出きるはずもないので

そんな時はせいぜい悔し紛れに

俺が作ったカレーの方が美味い、と嘯く位のものである。

事情も知らず後半の台詞のみを武勇伝のごとく私から聞かされる友人達には

よほど腕に自信のある奴と勘違いされている。

勘違いの責任は私にあるが、それは問題ではない。


ともあれ、そんな友人の一人から、今度家で飲み会やるから、カレー作ってよと頼まれた。

友人は、シェアハウスに住んでいる。

シェアハウスには友人の他に7人くらいが暮らしている。

友人とシェアメイト、更に諸々…つまり友人の友人併せて15余名相手に

一人でカレーを作れと言うわけだ。

中々に燃える展開である。



当初は、自分の力量と効率とを考えながら

メニューを絞っていたが、途中でそういう事を考えるのを止めた。

せっかく気心の知れた人間相手の、言えば余興なので

自分の限界を探る意味でも、作ってみたいものを片っ端から作ることにした。

その結果、当日作ったもの品数にして16品。

前日の夜から仕込みして、当日は正午に現地入り。

六時に全部仕上げるつもりだったが、結局全部できたのは7時過ぎ。

結局、作ることにいっぱいいっぱいで

一品のクオリティーがいつもより低いし

手際も、考えていたのに無駄が多かったし


お客さんは、おいしいと言ってくれていたが

自分としては反省ばかりが残る結果になった。

でも、正直それを実感したかったので


私自身にはいい勉強になった。

賢者は歴史に学び、愚者は経験から学ぶとはよく言ったものだが

やってみないと分からないこともあるし

経験することが重要なこともある。


と、まぁ偉そうなことはさて置き

とても楽しかったことが一番重要だ。

やっぱり料理は楽しいな。

2012年11月6日火曜日

龍樹10

良いサラダというものの一例です。
このドレッシングはやっぱ美味いな~

ズワイガニのディル・バハール
美しい料理を美しくいただきたいが
蟹は手で食べるのが作法と思っているので
遠慮なく手づかみで!
フィンガーボウルを出していただける心配りが嬉しい。

キャベツのポタージュ
キャベツって独特の臭みあるよね
これ…まったく感じない、というより臭み(クセ)を旨みへ昇華してるのか
まさにナーガの神髄ですね

チキンティッカ
タンドールで焼いたものより美味いカバブが存在するお店、教えましょう
ここです。

ビーフカレー
前に食べたワイン煮より、断然好きだ。
ほんと何だよ、この美味しさは!

いろいろキノコのトマトクリームカレー
キノコのエキスがグレービーに出まくっている。
これはキノコのカレーの一つの完成形かも、美味い。

デザート盛り
ここのハルワ、実はすごく好きなんだよね~
ここで食べて、初めて
インド系デザートを自分も作ってみたいと思った。

美味しいカレーは何度食べたっていい。
寧ろ何度でも食べたい。
そういう魅力が、ここにはあるね。

シカ肉のソテー
ジビエの季節到来。
スパイスとジビエ、合うと思うんだよね。
はっきり言って、期待してます!



私は、頭で考えながら話をするのが苦手だ。

いきなり自分が阿呆であることの告白とは恐れ入るかもしれないが

とにかく苦手なのだから仕方ない。

考えることと、喋ることを別にすればいいのに

頭もよくないくせに、両方こなそうとするからそもそもいけない。

言ったつもりの事を言えてないのはまだ良い方だ。

一部しか言わないで相手に変に伝わる、これもまだまし。

最悪なのは、言おうとしたことを途中で

「あ、これ言っても伝わらんし、会話が流れて終わるから止めよう」

と気付いた結果、まったく思ってもいないことを口走ってしまう時だ。


この前、まさにそれが起こった。

思い返してもひどい科白だった…。

当時、一緒に食べていた方がスープを飲まれるのをみて

私はこんなことを思っていた。

「なかなか良いスープの飲み方するな~。人に見られながら食べるのは苦手だが、人のを見るのは面白い。そういえばスープの飲み方と言えば太宰の『斜陽』に出て来るお母様のスープを飲む描写は、印象深いな。確か、口と直角になるように…だっけ?礼法どおりではないけれど、小さな翼のようにスプーンを扱い飲む、見ていて美しい食べ方、ってのは凄いよな~。上品でいて堅苦し過ぎない。周りを不快にさせることなく、ノビノビと食べるのは実は結構難しいんだよね。逆に礼式作法通りでも、陰気に食べる様なのは高等御乞食だっけか。気取るということは、上品ということとはまったく無関係の浅ましい虚勢だ。という一文は非常に好きだったな~。私、暗い時の太宰嫌いなんだけどアレは妙に面白く読めたな…」


わずか1.2秒の間そういう事を思いながら口を閉ざしていると

対面と目があったので、つい止せばいいのに思っていたことを話しかけた。

ここでの止せばいいのに、は話すこと自体を指している。

つまりここでの最善の行動は、思考が終わるまで口を閉ざし

笑顔でも浮かべていれば良かったのである。

「こいつ何笑ってんだ?」と思われるかもしれないが

とりあえず喋るよりましだったと思う。

口を開いて0.1秒後

「あ、これ言っても伝わらんし、会話が流れて終わるから止めよう」

と思った私はあろうことか、こんなことを口走った。



「スープの飲み方で育ちが分かるよね」



Nooooooooooooooooooooooooooo!!!

最悪だ、お前はいったい何様だ。

違うんです、ホントの私はこんなこと思ってないんです。


「良い飲み方してたよ」


何者やねん、お前は!

すいませんすいません、ほんますいません。



…今から思い出しても顔から火が出る思いだ。

もう一週間以上経つが、かなり自分の中で反省している。

ほんとに我ながら碌なこと喋らん男だ。


しかし、話しても伝わりそうにないことを

急に思いついちゃった時ってのは

どうして伝わりそうもないのに話したくなるんだろうね。

もしかしたら伝わるかも、と淡い希望を抱いているんだろうか。

いやいや只の衝動だろうな。

そういえば、共感してほしい欲が強いのは、男子より女子と聞いたことあるな。

友人曰く「お前は女子力高い」

それは女々しいってことか!

と言い返すくらいの男らしさはあるんだけどな~。



まぁそれはそれとして

大分すっきりした。

以後はもうすこし注意深く話そう。