2013年12月31日火曜日

カレー生活40

田中屋さんで年末用ワインを購入
飲むのが楽しみ

鶏胸肉のバロティーヌ風
安い鶏胸を最も美味しく食べる方法のひとつ

竹屋町・神座の合鴨ロース
年末まで待たずにカブリアックのシラーもあけた
実はシラーはそれほど好きではないが
これは美味いね

まるでクリームチーズの燻製
これ、家でも作れんのかな?
一回試そう

大阪にマキコレワインの試飲会へ
昼から美味しいワインを飲める幸せ


試飲の結果、気になったのを購入
年末年始で在庫は全て飲みきる予定です

桂のプラ・ヴィダでカンパーニュ購入
美味いし安いが駅から遠い
次は車やな

NOORで忘年会
テーマは「肉祭り」
まずはドイツの白ビールで乾杯

前菜の鹿のリエット
鹿のハツ、レバー
シェーブルとトマト
もうワインがすすむ×2

リーフサラダ
今日は山盛肉を食う予定だったので
野菜は葉物指定でお願いしておいた。
酸味のあるドレッシングが食欲をさらに増進させてくれる


牛のロースト一㌔
やっぱ肉はキロサイズでしょ!
初めてここでステーキ食べたときからの
ネタをついに実現

この断面な…
もう何もいうな…喰え!

鹿背肉のロースト
これも塊でどーんと!
やっぱり肉は塊を目の前で
デクパージュが一番です

これも最高の焼き加減
大蒜と食べるのがまたウマいんよ

スペシャルチキンと柚子プラオ
オーダー以上のものに仕上げてくれたシェフに感謝!
おかげで次回への更なるネタフリも思いついた

スペシャル鹿ニハリ
今日この日のために
鹿断ちしてて良かったよ…
僕がコイツを一番美味く味わってるンや~

柿とバニラのアイスクリーム
今年を締めくくるに相応しい会でした。
シェフ(と企画した俺)最高!

年の瀬になると、大人たちは皆

「忘年会」という大義名分を掲げて連日連夜呑み歩く。


子供の頃、「忘年会」というものが一体なんなのか

いまいち分からなかったが、何だか楽しそうだな

と羨ましく思っていた。

大人になった今、大抵の「忘年会」は「お付き合い」というものの元にあり

子供の頃想像していたものほど楽しくはない、と言うことを知った。

だが、そこで現実に絶望せず

子供の頃抱いた理想を、大人の力で実現して見せるのが

私と言う男である。

まさにできる男はここが違う。



というわけで、今年も私の為の欲望(主に食欲)の宴

「忘年会」が開催された。

今年のテーマは「肉祭り」

ひとり1キロ食べられますか?

をコンセプトに開催したこの会に集まった兵どもは

皆、やはり流石の健啖ぶりを発揮した。

次々に押し寄せる肉塊を前に

先を争って襲い掛かり

力で奪え、情けは無用と

グーチョキパーの徒手空拳で奪い合う我らの皿の上には

遠慮の塊など微塵も残らなかった。

圧巻の料理に皆は口々に、シェフへ賞賛の言葉を口にし

私はドヤ顔を連発した。

食後の素晴らしい余韻とともに

皆は、満ち足りた気分とお腹をかかえて家路に着き

私は、こうしてカレー会の構成作家として身を立てていく自分を想像して

幸せな妄想に浸った。


今年も良いカレー〆でした。

2013年12月16日月曜日

カレー生活39


五条烏丸界隈のBrique
これはお通しのエッグベネディクト風の何かだったが‥
名前が覚えられないくらいややこしい!
しかし美味い!
このレベルの料理が深夜でもいただけるのはポイント高い

お通しのプチパン盛り合わせ
おしゃれやわ…
プチシューが一番美味かったな

これは兄貴の方のお通し
一つ目のお通しは各々違うものでした
余力あるな~

馬肉のタルタル チーズのムース共に
黒いのはイカ墨パウダーつきのマッシュポテト
美味

吉田パンとエシレバター
気の済むまでお代わりさせていただきました

うなぎとフォアグラのキューブとライスコロッケ
これは凄い。特にライスコロッケのほう
鰻の出汁でまくりのリゾットが中身で
それに山椒がかかってるので
まるでヒツマブシ!

わさびのパスタ
とあるお店のスペシャリテを教えてもらったんだとか
こういうあっさり味のパスタ、好き

シャラン鴨のロースト
ナイフを入れた瞬間にあふれる肉汁
完璧です
私もこんなロースト作れるようになりたいわ…

Le14eでパテドカンパーニュとサラダ
やはりここは良い。
二件目時間帯のほうが入りやすいということも分かった。
Le14eのようなステーキを自宅で食べたい
それには練習あるのみです

早いな。
あと三分は焼いておくべきやったな。

しかし、揚げ焼きは死ぬほど油が跳ねるな。

今度は余熱での放置時間が少し足りんかったかな~
難しいけど面白いな~

前から気になっていた奈良のvanamへ
ここ凄く好きです。お店の空気に癒されるし美味しいし
また行きます。

vanamでシュトーレンも購入
クリスマスまで毎日少しずつ食べよ

NOORで前菜盛り合わせ
フムス、久しぶりに食べたけど
シェフのはまた一段と美味いね。
これとチャパティと白ワインなんか
最高やね。

ラムチョップロースト
薫香を纏った新しい提供スタイル
美味、ただただ美味。
食べて眼を閉じて唸りました。

鱸のホットチリ
秋刀魚が無かったので、鱸で作ってもらったが
秋刀魚よりあうんちゃうかな。
辛ウマの暴力的な匂い、堪りません。

スペシャルフライドライス
やっぱホットチリにはコレでしょ!

オイスターきのこスープカリー
茸の出汁と牡蠣の出汁にゆずの香りが合わさって
もう天国!
声も発せず食え!

自家製アイスは柚子
さわやかに食事を締めてくれる。
チョコミントとも相性抜群!


近頃楽しそうにしているな

と、周りから言われた。

確かに、京都に戻ってきたばかりの不平不満を垂れ流していたばかりの頃を思えば

そう思われても仕方あるまい。

無論、東京に、独り暮らしに、未練が無いわけではないが

京都には京都のよさがあり

つまるところそれは東京には無いものである。

また、実家暮らしには実家暮らしの良さがあり

またしてもそれは独り暮らしには無いものである。

重ねてそう思い込みこみ、時折実感することで

遂には、まぁ今も悪くは無い

と思えるほどに、自分を説得することに成功した。

後は、慣れた、それだけのことである。


そんな折、東京にいる友人からメールが届いた。

「今、HとTと久しぶりに集まって呑んでます~」

全員がジョッキを掲げて笑顔の写真も、一緒に添付されていた。


彼とHとT、それに私を含めた四人は

東京時代、良く集まって飯を食い酒を呑んだ。

その会はいつも、私が呼びかけ私が店を決め

あるいは彼らを私の自室に呼び、自らの手料理をふるまったりしていた。

つまり、私の私による私たちの為の呑み会だったといって過言ではない。

私が東京を去る直前に開いた、最後の会で

誰かがポツリと呟いた。


「仙人さんが京都に戻ったら、もう俺らがこうやって集まることもあんまり無くなるかもな…」


そのとき、私の心に押し寄せた

愛しさと切なさと心強さは、筆舌に尽くしがたいものであった。


「よせやい。俺が帰ったって、毎月こうやってお前らだけでも集まれよ。絶対やぞ。絶対やからな」


その日の宴は、大層盛り上がった。


そして、今、約束どおりに集まって

それを律儀に報告してくる、友からのメールをみてこみ上げる

この寂しさと切なさと心細さはなんであろう。

ショックで直ちに返信できない私は、パソコンでもみて気を紛らわせようとした。


無感動を装いつつも、苦しさでweb上を跳ね回る私の目に

驚くべきニュースが映った。


「信長の野望 創造」発売!!


なんと、遂に新作が発売したのか!

私の「信長の野望」に関する情熱がただならぬ事は

一部界隈では有名である。

知らぬ人もいるかもしれないが「信長の野望」とは

KOEIが生んだ歴史シミュレーションゲームの名作である。

プレイヤーは信長と共に天下に号令することを目指すもよし

信長の野望を全力で阻止し、彼に成り代わって天下にその名を轟かせるも良し。

安土桃山の戦国時代を、大名として存分に楽しめるゲームである。



私はまず、エディット武将作成、というモードにより

仙人家の面々を人物登録して

家系図を作成していく。

さらに、知人縁者一円も登録して

全国に配置する。

そうしておいてようやく、ゲームを始める。

無論、初期配属地は京都以外ない。

時の将軍、足利義輝は喜んで私に家督を譲る。

そして地に落ちた将軍家の権勢を取り戻し、再び天下に号令すべく

仙人の戦いが今、幕を開けるのだ!


そう、ショックを受けている暇など無い。

友とはいえ、戦場で出会ったならば

討たねばならぬのが戦国の世の習い。

非情の決意をして、アマゾンで購入ボタンをクリックする私の顔は

既にいくさ人である。

友よ、わが下へ降れ。

さもなくば滅びよ!



メールは、普通に返信した。

2013年12月2日月曜日

カレー生活38

NOORでピッツア・パロータ
コレをつまみにワインを飲む。
最高です。

コラーゲンカレー
これは、樽でイケる!
恐らく、ニハリ系の括りになるんじゃないかと思うんだけれど
肉系ニハリより軽やかで、サラッと食べられる。

ビーツのサモサ
いつしかサモサを頼むのは
ビギナーに任せっきりになっていたが、これは別格。
ベリー系チャトニとの組み合わせは最高

ダルタルカ
こういうのが無性に食べたくなるときがあると
つくづくインド料理が体に沁み込んでるなと思う。


御所南のネオビストロDOLCHでジビエコース
乾杯はドイツの白ビールで

アミューズの猪のリエット
こってり系白なんかと一緒に食べたいなぁ
ということでコトナリと合わせたが
油の甘さとワインの甘さがいい具合で
けっこう好きだった。

エゾ鹿の腿肉のロースト サラダ仕立て
エゾ鹿ももちろん美味しいんだけれど
この葉物のあしらい方がすごく上手で
今日は間違いないと、確信した。

ルーマニアが誇るワインの女王、コトナリ
甘口で余韻が長い大好きなタイプの白です。
ボージョレヌーヴォー、どこのかを忘れたのが残念。
フレッシュな香りと凝縮感があって最高だった。

白いんげんとセップ茸のスープ
トリュフオイルと共に
パンで綺麗にぬぐって食べたい。

エゾ鹿のテリーヌ
結構あっさりしているが
横のチャトニっぽいものと一緒に食べるとすごく美味しい
これも、さっきのヌーヴォーでも良かったな。

やまうずらのソテー
肉の味の密度が凄い。
食べると力が漲ってくるような感じが
ジビエにはあるよね。

ジビエのパスタ。
やまうずらの内臓や猪や蝦夷しかの肉を使ったパスタ
言わずもがな絶品。
麺の量を聞かれて、少なめにお願いしたのが悔やまれる。

柿のクレームブリュレとヨーグルトのソルベ
ヨーグルトの甘酸っぱさが胸きゅんものです。
再訪は間違いないです。

今月のSuraj会
シェフの名刺代わりの一皿
柿のクロケット
今日もまた美味しさの記録更新を確信させる逸品

牡蠣のソテー 椎茸松茸と共に
きのこの香りと牡蠣の旨みが
渾然一体となって押し寄せてくる
一言、美味い。

魚介のタルタル アロエ、ふきのとうと共に
アロエをこう使ってきましたか~
と少し唸らされた。
俺が言うのも何やけど、シェフの成長半端ないね。

ほたてのソテーいくら添え
このコースの中では一番はし休めかな
これ横の野菜のソテーを薄く輪切りにして
ミルフィーユ状に重ねても美味しかったと思う

インディアン牡蠣フライ タルタルソースと共に
これは凄い。
見た目からは感じないのに、インド感がきっちりする。
しかし美味いな~


くわいのポタージュ
ほっこりする味わいは
雑煮に通じるものがある

特製カティロール
もう毎回コースに出てくるのが楽しみで仕方ない!
今回はかなり具沢山。
マスタードソースのアクセントが良かった。

サーモンのソテー
ワインベリーソースを合わせるのは
新鮮でおいしかった。
付け合せは人参も良いけど、個人的には鮭には芋がほしい。
腹が膨れるのは承知の上で。
鮭とマスタードっていうのもベンガル料理で結構みるんやけど
王道組み合わせ的なかんじなのかな

ラムチョップと柿のソテー 
緑のココナッツクレソンソースが絶品
唸らざるを得ない。 

マトンカーラマサラ
ビーツマサラ
コブ鯛マスタードフィッシュ
銀杏プラオ
個人的一番はマトンカーラマサラ!
インドカレーの好きな要素が詰まってる感じ


ヌガーグラッセにビターチョコ
これだけ食べると流石にお腹ぱんぱんなんだけれど
デザートは入るんだよね
ご馳走様でした。

また風邪をひいた。

またというのは、二ヶ月くらい前にも寝込んで

地獄の苦しみを味わっていたからである。

そのときは圧倒的なのどの痛みと寒気、体の節々の炎症の辛さに

あぁ私はこのまま、人生における幸福目標を何一つ達成できぬまま

ぽっくり逝くのではないだろうか

今となっては、のどの痛みでカレーなんてこれっぽっちも食べたいとは思わないが

最後に、アイスクリンが一匙舐めたい…

と呟き、余りに不憫な自分を思って涙したりした。

まぁ一週間ほどで完治して、カレーとアイスを食べに出かけたが。

昨今の医療の発達をかんがみるに、完治に一週間も要した風邪となれば

十分重病の部類に入るだろう。


今度のはそこまでではないが、ひどい眩暈と寒気、そして体の節々の炎症は辛かった。

金曜の夕方から症状が酷くなって

定時まで残すところ一時間半となった辺りから

人知れず仕事をサボって倉庫で横になり

定時にはきっかり現れて、お先に失礼しますの捨て台詞を残して

最後の力を振り絞り、自宅へ車を走らせた。

帰ってすぐ母に、体調が悪いので部屋でもう休む旨を告げると

「この前も風邪ひいてへんかったけ?あんた弱いなぁ~」

と侮蔑と哀れみをこめた眼で見られた。

母はめったに風邪をひかない。

曰く、ヨーロッパ伝来の風邪に強い遺伝子を生まれ持った、らしい。

どうやら私には遺伝しなかったようだ。




しかし、実際一人暮らしをしていた頃、一部界隈で

鉄人の名をほしいままにしていたことを思えば

今年の体たらくは、弱体化の謗りも甘んじて受けねばなるまい。

いったい何が私を弱くしたのか。

家庭のぬくもりか?家族の優しさか?

いまひとつ心当たりが無い。

完治もほぼ目前に迫った日曜の夜、私は妹に尋ねてみた。


「知らんけど、とりあえずお風呂場からパンツ一丁で出るのは止めて」


なるほど、吟味するに足る貴重な意見である。

みなさんも、冬の湯冷めと体調管理にはお気をつけて。