前回の更新より、だいぶ間が空いてしまったが
続いて、ケララ旅行記二日目である。
更新が不定期過ぎて、もはや誰も見ていないのでは無いかと思う今日この頃。
view数19て…
この調子で、少しづつ記事にしていく予定だが
多分、1回のボリュームは毎回かなりあると思う。
暇な人以外は、時間を見つけてチェックしていただきたい。
とは言え、ほぼ写真なので、まぁ気軽に読み飛ばしていただけると幸いである。
という訳で二日目だ。
朝目覚めて、ホテルの窓の外を見ると、そこは当然インドはケララである。
昨夜は夜も更けていたので、周りのことはほぼ見えていなかったが
なるほど……アジアだ。
窓から見た景色は、今のところ、インド!!って感じもない。
タイとかベトナムとか其の辺とたいして変わらんな。
しかし、紛れもなくインドなんだよな。
なにせ朝食ビュッフェでアッパムがある、ケララシチューがある、カダラカレーがある。
ケララ万歳、朝食ビュッフェ万歳。
来たぜ、インドォ!!と猛烈に実感がこみ上げてきた。
インド最初の食事の感動も相まって、超速で食べたので即お代わり。
二回目は、チキンソーセージとグリルトマトも。
これは、はっきり言って普通。
大概、どこのホテルでもコンチネンタル・ブレックファースト的なコーナーもあるが
これもスル―。
嫌いじゃないけど、そんな余裕は割いてやらんのだ。
しかし、プットゥには割いてやる、大して好きでもないのだが…。
本場のプットゥが食べてみたかったが
知ってるものと同じだった。
恐ろしく口の水分を持っていかれる…そして腹にたまる…。
もう滞在中は、食べなくても良いかなと思った。
特に意味なく、ブラックコーヒーを食後に飲んだが美味い。
滞在中、チャイと同じくらいコーヒーを飲んだが
どこも美味かった。
ここが、今回私が三泊するホテル「グランドホテル」だ。
創業1963年の老舗ホテルだが、別におんぼろホテルなわけではなく
清潔だし特に不満はなかった。
まぁシャワーのお湯の出は悪かったが
(後に、別部屋に泊まっていた方に聞いたが問題なかったらしいので運ですね)
ケララは暑いので大した問題にも感じなかった。
ここは地元でも、中のレストランが美味しくて有名らしく
インド料理好き的には、昔のダンチュウカレー特集に載っていたりして
知ってる人は知っている。
しかも、私が訪印前に、日本のテレビ番組にも出たらしく
それを見た日本人が、最近は結構来るらしい。
ホテルの前は、「コーチンメトロ」の絶賛工事中。
メトロといっても地下鉄ではなく市内を走る電車だ。
一部が先行開通しているが、まだ至るところで工事をしていた。
お向かいは、なにやらジュエリー系のショップ。
良い目印ですね。
こちらは、Dr.Jayakrishina。
今日のコーチン観光のガイドさんだ。
彼は地質学博士で、今回アテンドしてもらった
エバーグリーン・トラベルの社長の友人らしい。
奥様が日本人らしく日本語も堪能で(モスクワ大学へ留学していたので一番得意なのはロシア語らしい)
ケララ初日を快適に過ごせたのは彼の功績大である。
という訳で、朝飯後、まずはエルナクラムのバナナマーケットを見学に行った。
キタキタキタ、キタ━(゚∀゚)━!
これよ、こういうヤツ!!
なんかインド来た感出てきたよ。
ここはバナナマーケットなので、見渡す限り全てバナナの店である。
とは言っても、バナナもいろんな種類がある。
日本でもお馴染みのものから、赤バナナや青バナナ
ケララ名産バナナチップ用のバナナなどなど。
はっきり言って覚えられん!!
が、わしゃバナナにそんな興味ないんやが…
という人も(いや、実は私も興味はあんまりないけど)
壮観なので中々楽しめる。
ここに買いに来るのは、レストランや小売店で
一般市民はあまりこないのだとか。
確かに、業務用の香りがプンプンするぜ。
産地から送られてきたバナナの仕分け。
葉っぱや、悪いバナナは奥にゴミ山となって捨てられていました。
鴉のたまり場になっとるで。
こちらが出荷用のバナナ。
これの数倍、まだ辺りに控えてるからね。
ほんとすごい量。
ドクターも写真撮ってます。
「普通の人、こんなの見たことないよ」との事。
そりゃ俺らも築地とか行ったら写真撮るもんね。
少し場所を変えて、今度はバナナ以外のモノも売ってるマーケット。
怪しいとこじゃないんだけど、ブルーシートの庇のせいで
怪しい雰囲気むんむん。
独りだとここは緊張マックスだな。
しかし、俺にはドクターがいる!!
「これはプットゥ作るヤツね」
知ってる知ってる~。今朝、プットゥ食べたで~(゚∀゚)
「Oh、美味しかった?」
……何ていうか、腹にたまるよね。
「そうね。プットゥあんまり美味しくないよね…」
せやな、不味くはないんやけどな(´ε`;)
「これはビーツルートね」
知ってる知ってる~、パチャディとか使うんよね(゚∀゚)
「そう。これ、でも日本だと高いね。日本の1個、インドの1キロ」
ほんまそうよね(´ε`;)
うぉ~!!これぞ、写真で見たことあるインドの野菜市場や~
的な写真ですが、本当にこちらの野菜たちはフォトジェニックですね。
インスタ蠅もいたる所に飛んでます。
色もなんか濃い気がするし、味も、訪印経験者や
日本在住インド人にさんざん聞かされていたとおり
確かに濃い(風味が強い)と思いました。
「これはホールチリでこっちが…」
カシミリチリ?(゚∀゚)
「Yes」
知ってる知ってる~(゚∀゚)
「これが…」
カブリチャナでしょ、ブラックチャナでしょ、ウラドダルでしょetc…(゚∀゚)
「…Yes」
知ってる知ってる知ってるるる~(゚∀゚)
「これは…」
……
「…知らない?(゚∀゚)」
うん。
「Yes!!!」
「……Yes」
(…こいつら、なにを盛り上がっとんねん…)
店先で騒ぐ我々を見つめるおっちゃん
写真撮って良い?と尋ねると
頷いてはにかむ可愛いおっちゃん。
その後、デザート屋とか乾物屋とか行ったんですが割愛して…
念願の、インド初スパイスショップ!!
ケララならカルダモンでしょ、という事で
クオリティを見せてもらおうか!
(んな事は、別に言ってませんが、向こうからテイスティングしろとやってくれます)
おお~、なんか香りが良い気するよ~
「ケララのカルダモンは世界一だからね」
ほう…
ケララのカルダモンは世界一ィィィィィィィ(゚∀゚)
「噛んでみ?フレーバーも確かめて」
う、うん(´ε`;) (でもこれ、多いな)
「ほれほれ」
……ぱくり
「どや?」
ケ、ケララのカルダモンは世界一ィィィィヾ(´▽`;)ゝ
実際、かなりフレッシュな香りムンムンで、流石産直やなと思いましたが
如何せん、テイスティングの量が多い…口の中がカルダモン一色になりました。
続いて、なんかマンションのようなビルに入っていくドクターについて行くと
そこは所謂、電気街でした。
「ここはコーチンの秋葉原ね」
あ~、確かに、雰囲気似てるね。
お、Tokyoショップとかあるじゃん。
「(笑)。Tokyo=ITのイメージね。ゲームとかも売ってる」
なるへそー。
コーチンの秋葉原を抜けて、今度は海沿いの道を歩きます。
湿気は多いけれど、日陰は気持いい。
いい散歩道です。
あれはウェリンドン島とか、フォートコーチンかな?
よく覚えていません(´ε`;)
という訳で、エルナクラムより橋を渡って
フォートコーチンのユダヤ人街に来ました。
ここはかつて、インド最大の胡椒取引所として栄えていたところです。
しかし、今はその旧跡を見に来た人狙いの土産物街として栄えています。
ドクター曰く、ここの土産物店の人たちは、ケララ人ではなく
カシミール地方の人だとの事。
「彼らがユダヤ人街でシナゴーグを餌に商売をする。皮肉ね」
とドクターは苦笑していました。
私は一瞬、ぽよ?(・∀・)となりましたが
恐らく、カシミール人=ムスリム
ユダヤ人はムスリム王朝から迫害を受けていた歴史がありますから。
それでドクターは苦笑したのだと思います。
実際、今、ここに住んでいるユダヤ人は
ガイドブックなどには4家族と書いてありますが
私の最新ケララしらべによりますと2家族とのことでした。
残りの方も、かなり高齢みたいですが
1人は中でもぎりされてました。(こちらはまだ中年くらい)
あとは、みんなエルサレムに移住したんだってさ。
さて、ここがシナゴーグ(ユダヤ教寺院)の入口です。
神聖な場所なので、ドレスコードもあります。
中は、写真撮影禁止です。
インドのユダヤ人の歴史の書かれたパネルや、中華っぽいタイル
いろんなシャンデリア、まぁ見所は色々あるのですが
何といっても空気感がすごい。
神聖な場所だからですかね。
オーラを感じました。
そろそろ、昼飯かと思いきや
ドクターが見せたいものがあるというので、近くのお店に。
「この鍋、凄いでしょ?」
へ~、鍋…なべ?これ鍋??!(;´д`)
これは、一見するとインテリア的なアレですか?
と思うのですが(実際、インテリアに使われてるし)
実は、実際に使われていた宴会用の鍋らしいです。
ドクター曰く千人前用だとか。
ここにはこれ以外に用はない、と即出ましたが
確かに一見の価値はありました。
続いて、アンティーク ミュージアムなる小屋に。
ここは単に古いものを、特にジャンルの括りもなく置いてる
と言った風なところです。
さすがインド。
昔の食器っぽい、何かまともな雰囲気から始まりますが
そんなものは直ぐに終わります。
何か鬼嫁と旦那といった雰囲気の像ですね。
絶対、そういう像ではないはずですが…
(そらそうやろ…)
あイタタタタたた…(;´д`)
それ、ふたつ頂戴!的な
This is OTIMUSYA!!
胴体は無いんか?胴体は(;´д`)
民族楽器らしきものと、アコーディオンと黒電話て…
ドクターめっちゃ楽しそうやけど
ここエアコンないし、めっちゃ暑い…なんなら外の方が涼しいんやけど(´ε`;)
まぁ見学料とかはタダなんですがね…
ん?(・∀・)
こんなものまで!!
この頃には、多分オーナーの?
古いコレクション置いてるだけかな~的なね…
なんでもいいから、腹減ったな~
になってきました。
(わかるぞえ…ここホンマ蒸し暑いねん…)
もはや、流し見です。
ほんま暑いのよ(´ε`;)
え!?(´ε`;)
何かすごい反省してはる~(´Д`;)
あとは、ダガーみたり、太鼓叩いたり
一つも時間のあってない時計を見たりして
ようやく離脱しました。
そろそろ昼飯でしょう、と思いきや
今度は競技用ボート見に行くで!と言われたので
もちろん付いていきます。
滅茶苦茶でかい…
どうやってこれ店の中いれたんや…
これ、まだ現役なので、レースの時には使うとのことでした。
今度はドクターがホテルへ入っていったので
察しのいい私は思いました、あぁここで昼飯か、と。
古いけど、雰囲気のいいホテル
ドクター曰く「めっちゃ高いよ、ここ」との事でした。
「これも鍋」
え?うん…そうですね。
「さっきのよりは小さいけど…」
う、うん。せやな、鍋やな。
「…O.K。じゃ、行こう」
え!?(´ε`;)
鍋みるだけかよ…
(無です…食欲を捨て、無になるのです……)
私の腹減ったオーラを察してくれたのか
ようやく昼飯処へ到着。
ケララが誇る五つ星ホテル、ブルントン・ボートヤードのレストランにて昼食です。
いや~、流石、五つ星!!洗練された空間ですね。
とか、この時は思っていたのですが、五つ星云々より
このブルントン・ボートヤードを経営する
CGH.Earthグループのホテルは
どこも世界観が確率されていて素晴らしかったです。
ま、それはさておき、昼飯タイムです。
いや~、エアコンの効いた空間最高!
ケララの気温は大体、28度から35度くらいですかね。
なんか感覚的には沖縄っぽいな、と思いました。
はい、そして興味ある方もいるでしょう、ここのメニューです。
そして、思った方もいるはずです……結構良い値するな、と。
私の行った時期で大体、1ルピー=1.6円くらいですかね。
まぁ×2しとけば日本円です。
しかし、ここはケララ最高級の五つ星ホテル
当然このくらいはするでしょう。
寧ろ、日本のホテルを思えばだいぶ安いです。
そして、更に言うなら、私は金をケチりに来たんじゃない。
金を使いに来たのだよ(・∀・)オラオラ
という訳で、早速ビールです。
グラスも当然冷えてます、五つ星ですから。
キングフィッシャーの中瓶って、日本では見たことない気がするな~。
滞在中、2ダースは間違いなく飲んでましたね、お世話になりました。
FOR SALE ON KERALA ONLY?
って事は、これケララ限定なの?!
と驚いて、ドクターに聞きましたが
「んな訳あるかい(笑) 酒税法の関係で他所では売れないだけでしょ。中身は同じ」
との事でした。
なるほどね。
そして、きましたよ…ケララ・シーフード・ミールス
右上から時計回りに、フィッシュ・グリル
パリプっぽいやつ、キャベツのポリヤル
ジンジャーチャトニだったかな…、サンボルっぽいココナッツチャトニ
烏賊のココナッツ炒め、…忘れた、アサリの佃煮っぽいカレー
そして、ケララの赤米。
いや~……美味いわ!!
全部シンプルに美味い。
凝った味とかじゃないんだけど、美味い。
烏賊の炒めとか簡単そうなんだけどな~
アサリのやつなんて、佃煮だよまるで。
フィッシュグリルも、日本と全然違うな~。
私がケララのシーフードミールスに舌鼓をうっていたとき
向かいでドクターは、アル・ジーラとラジマカレーを食べていました。
バリバリの北インド料理やんけヽ(´Д`;)ノ
ドクター曰く
「南インド料理は好きだけど、たまに外食するなら北インド料理たべたくなるんだよねー」
との事でした。
わかるよ、ドクター。
俺も好きだよ、北インド料理。
普段、そんな甘いものを積極的に食べない私ですが
インドの高級ホテルのスイーツ事情も調査しなくてはという使命感に駆られて注文。
一番のオススメは?と聞くと
シェフのスペシャリテはワタラッパンだとのこと。
よしゃ!ほな、それをください!
…え?ない?(・∀・)
皆さん、動じてはいけません。
お薦め(された)メニューがない
膨大なメニューブックの大半が今は作れない
作れるシェフが今日は休み(若しくは辞めた)
そんなことは日本でもインド料理店あるあるです!!
気を取り直して、二番人気のココナッツ・ティラミスを注文。
お~、お洒落な見た目。
味は普通ですが、、
でもまぁ良し、と思ってしまうのは
インドにスイーツを期待していないことの表れでしょうか。
さてこの辺りで、ドクターには
私が相当インド料理好きということを理解してもらっていました。
なので、昼食の時は、もっぱらインド料理トーク。
ドクターは、何度も仕事で日本へ来ているとの事で
実は数日後にまた東京へ行くのだとか。
そこで、私は聞きました。
Q. 東京でドクターお気に入りのインド料理店はどこ?
A. ダバ・インディアと神谷町ニルワナム
即答でした。
ニルワナムは神谷町でないとダメという指定まで…(笑)
でも、ドクター、八重洲だとダク○ンとかもあるでしょ?あそこは?
「あ~、ダメね」
へ~、そうなんだ。何がダメだった?
「不味い!ダメな理由にそれ以外ある?」
せ、せやな(´ε`;)
この東京お気に入りインド料理店の質問
滞在中に色んな、来日経験のあるインド人に聞きましたが
一番多かったのは、ダバ・インディアでした。
アクセスもさる事ながら、皆が口を揃えて
あれはインド・テイスト!美味い!との事でした。
こりゃ、こんど久々に行ってみようかな…と
遠くケララでそんなことを思う私でした。
~つづく~