2013年5月20日月曜日

カレー生活27

冷蔵庫で余ってた野菜を
ローステッドカリーパウダー等で炒めた
何とも強引というか暴力的まとめ方したな
という感想

ディヤサラダ
インド料理店で鹿肉に舌鼓をうてるとは
流石インディアンビストロです。

ディヤカバブ
いつものカバブより控えめで引き立てるスパイス使い
食べたことなくても
食材をちゃんと理解できるのは一流の証です

ディヤカリー
鹿肉の野趣を強調した感じかな
でも粗野な感じになってないのは流石!
自分が鹿肉をカレーにするなら‥
と考えながら食べてたが難しいよね

ファルーダ
見た目か綺麗だと料理は二倍美味しくなる
男子でも美味しいデザート食べたいんです
だから、そんな目で見ないで

森林食堂
ダルとほうれん草チキン
想像よりずっとインド。二回目にして素直に好きになる。
そういうこともあります。


ラーンサラダ
NOORANIが巷のインド料理店と
一線を画することは
サラダを食べればすぐにわかってもらえると思う

鹿肉のカバブ
ご厚意でNOORANIでも頂いた。
前より鹿肉らしさを楽しめる仕上がり

ゴビ満州
立ち上るオーラ、圧倒的です
皆が食べる前に美味いと確信した

アフガニチキン
最早、ここでのパーティの定番ですね
五人でが丁度いいのかもな

ハイドラバディチキンビリヤニ
美味い!これは独り占めしたいね。

ディヤサフラーニと餡子ココナッツロティ
今回はサフラン薫るクリーミーで上品な宮廷料理風
鹿カレーは前回NOORで頂いたものと
今回の宮廷料理風のものとの中間に
個人的には着地点があると思う

クートゥ
春野菜たっぷり
今回のものは単品より刺激の強いニハリ等と
合わせて食べると一段と美味だった。

ニハリ
メンバーが持つ他店のニハリのトラウマを
見事に吹き飛ばしてくれた。
ここのニハリはほんま特別です。

NOORANIでファルーダ
NOORとはまた違うから
食べくらべる楽しみもある
甘いもの大好きです

鴨川のほとりでピクニック
楽しかった~

三条の鉄板焼き屋さん
ワインがいいの揃ってて
お店もいい雰囲気と接客、また来よう。

友情が深まるイベント目白押しで
とにかく味も思い出のなかで美味しくなってる。

実際、美味しいしいい店だったんだけど
そういうことあると
なんか特別いいお店として、記憶に残るよね

円町リバーブで野菜カレー
美味しい。香りの立ちがすごくいい。
こういう店は欲しかった。

ブックカフェさんさかでトーストセット
ハムと卵とレタスのサンドが
ほんま滅茶苦茶美味しい。
家で作って食べた懐かしい味
それを上質な材料と丁寧な仕事で作ってあって最高

カレーもここ最近で一番ツボにはまった。
珈琲も美味しいし、置いてる本も波長が合う。
毎週通いたいお店に出会えました。

茄子とかぼちゃのポリヤル
ポリヤルは手軽で失敗がない。
久しぶりに作って食べて
妙に感動した。


最近、某ハルキ氏の新刊が発売されて

またしてもベストセラーになっている。

氏の場合、発売される前からベストセラーになることが決定しているようなもので

昨今の出版事情を鑑みれば、これはスゴイことだと言わざるを得ない。

私も、素晴らしく美味しそうなカレーを見て

食べる前から、これは美味しいと言い始めることがあるが

それと少し似ている気もする。

要するに、氏の書く話は皆が絶対美味しいと思っている訳である。

氏の料理にハズレなし!状態というわけだ。

やっぱり、すごいことだと言わざるを得ない。


そろそろ、薄々感づき始めたかもしれないが

私は氏の熱烈なファンというわけではない。

寧ろ、その対極に近い位置にいると言っていい。

私が氏の、作品を初めて読んだのは

恐らく中学二年生頃だったか。

未だ児童文学やファンタジーから抜け出せない

抜け出そうとしない私は

中二病というよりは夢見がちな少年であった。

そんなファンシーボーイに

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は刺激的すぎた。

バターチキンばかりを好きで食べてる人間が

いきなりニハリを食べたり、ラッサム飲んだりするようなものだ。

刺激が目覚めを促す場合もあれば

却って頑なに目を閉じさせる場合もある。

私は激しく拒絶した。

思えばその頃、少々潔癖すぎるきらいもあり

高尚なエロ本としか思えなかったその本と作者を

まずはそこで遠ざけることになったのだと思う。



時が経ち、ファンシーボーイも

それなりに俗にまみれた青年となり

高尚なエロ本の価値も充分に理解し始めた頃

当時、文学部に在籍していた私は

ある男と友人になった。

彼とは、好きな小説や漫画や映画を紹介しあい

それらは自身のカバーしているエリア外のものであったが

どれも気に入るものばかりで

いい趣味していると、互の感性をよく褒めあった。

その彼は、氏の作品の愛読者であった。


私は彼に、氏の作品のどこが好きなのかを尋ねると

困ったように笑いながら答えた。


「良くわからないけれど、居心地のいい空気みたいなとこですかね。大体僕は、あの人の小説が好きか嫌いとかそういうので読んでない気がするんです。いい話だとか感動的だとか、そういうのとも違うし、そういうのを読み取ろうと身構えた時点で、僕ら読者の負けな気がするんです。彼はね、意味のないことを意味のあるように書く天才なんですよ」


褒めているのか貶しているのか、よくわからない意見だが

私はこの評がひどく気に入って、もう一度氏の作品を読んでみることにした。

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