2012年3月30日金曜日

龍樹4

この日のシェフからのサービス(要するにお通し的な感じ)
季節野菜のサブジ
これがまた野菜の甘みが出てて旨い

ハーブサラダ
横に添えられているものが毎回微妙に違う。
この日はアボガドとパイン。
ドレッシングにつけても美味い。

マスール豆のスープ
ポタージュっぽい。
かみ締めるように味わいたいスープ。
美味なり。

ラム・バダム・パシンダ
アーモンド風味のムガール宮廷風ラムのカレー
上のクリームっぽいのがアーモンドソース。
グレービーに異なったコクとフレーバーが付いて美味。

アグー豚ハツのシャンティーペッパーフライ
アグー豚ハツのスパイス炒め 青菜とほうれん草ソースかけ
もうハツがもう美味くてもう…
このサグソースも食べたことない味
どことなく抹茶のニュアンス…美味すぎる。


きのこと発芽玄米のビリヤニ 美ら豚てびちのマサララクシュミー添えとライタ
ビリヤニはバスマティライスで炊いてこそ至高!というのも私はわかる。
でも、これは別!キノコの出汁とグレービーがしみ込んだ発芽玄米をかみ締めて味わう
このビリヤニは、アリだとおもう。というか美味しければ良い。料理は自由だ。

ライタ
ここのライタを初めて食べたとき
美味しさのあまり泣きそうになった…。
悶絶級の美味さだ。
今考えると、昔某店で食べたチュカウニ?を更に美味しくするとこんな感じかな。

美ら豚テビチのマサララクシュミー
添え、ってレベルのポーションじゃなく出て来る。
嬉しすぎてまた涙、美味しすぎて更に涙。
豚足のコラーゲンと旨みの染み出たグレービーが口の中でトロける。


デザート盛り合わせ
キャラメルムースとガトーショコラ、タームのハルワ
相変わらずどれも美味い。
最後まで隙なし。
ほんと大好き、このお店。


注)今回の以下の文面は、前龍樹記事に引き続き、普段より多分に妄想が含まれております。読まれる方は留意ください。





今回、誘ったのは私の方だが実の所、前から

「そんなに滾々と語りだすカレーの魅力を、もっとわかりやすく…いえ手っ取り早く理解するためにも食べに連れて行ってください」

と言われていたのだ。

だから、自分にだけ下心があるように思われるのは心外だ。

寧ろ、自分は彼女の要請に答えただけだ。

それも彼女の自尊心をある程度は満たすであろう

デートという体裁まで整えている。

なんて紳士!

そう声を大にして叫ぶことが如何に男らしくないか

その位はさすがに自覚しているので、この辺でやめにする。


事の発端まで遡れば

要は話の流れでというやつだ。

別に、近頃の私は誰彼かまわずカレーの魅力を語り散らすような

面倒くさい男になりつつあったとか、そういうわけではない。

恋人未満友達未満の女性と喋る時って

結局、休みの日は何してますか?とか趣味は何ですか?

的な話をせざるを得ないと思う。

だって、恋人でもましてや友達でもないから

そうそう話せる話題なんて都合よく転がっていないのだ。


そう思うのは、私が男女交際に長けた男ではないからだと思うが

そんなこと今更嘆いても仕方ない。


ありふれた質問だが、そういうところから

お互いに、盛り上がるための会話の糸口探り合うしかない。

だから言っちゃうさ、はい、趣味は食べることで料理もします

はい、休みの日は日がな一日カレー作りに精を出しています

そう言うしかないじゃないか。

で、最初の彼女からの要請につながるわけだ。

因みに、彼女の趣味はボーっとすることで

休みの日は家でかき氷を作っているらしい。

私はその話を広げられるほど、出来る男じゃなかった。




別にまだ長くなっていないが

龍樹記事のストックもあるので続きはまた今度。

2012年3月27日火曜日

大将軍

ランチのスープ。
舌触りなめらかでペッパー効いてる。
まだまだ寒いので有り難い。

ランチメニューも良いが、ここは春の限定メニュー一択

南インドのタワサブジとココナッツロティ

ホット・チリ・カジュ・チキンと生ハーブナン



インド食堂タルカはいい意味で「食堂」だったが

NOORANIは紛れもなく「レストラン」だ、勿論いい意味で。

オーナーシェフのヌルールさんの作り出す料理は

どれもハイレベル、ハイクオリティー。

そして何より華がある。

きっと、一流ホテルで腕を磨いてきたキャリアのなせる技だろう。

料理はどれも、素材も良質なものを使っているから

正直手が付けられない美味さだ。

私はいつも美味しい店に行くときは

勉強しに行く、なんていうスカしたことをのたまっているが

正直、ここはレベルが違い過ぎて

参考にすらさせてもらえないことが殆どだ。

私たちは畏敬の念を込めて

「ヌルールさんはスパイスの神様と話せる」

なんてことをよく言う、割と本気で。


私もいつかスパイスと会話できるようになりたいものだ。


2012年3月17日土曜日

烏丸御池

スペシャルランチは全部盛り。
カレーはマトンが特に美味しい。
ロティももちもちでこれまた好み。
…再びチャパティ道に入りたくなってきた。

このランチ、要はミールスみたいなもんなんだよね。
ライスはジャスミンと日本米のハーフハーフかな。
昼からこのクオリティー、正直感服した。
夜はまた少し毛色を変えて営業してるとのことで…

さっそくやってきた。
本日の副菜盛り合わせ。
本日のパコラに本日のサブジにグリーンチキンティッカサラダに
パパドとアチャールソース。
ワインはデキャンタで頼んだが、名前聞くの忘れた。
美味かったから惜しいことしたな。
しかしもうこれだけで、この店を好きになるには十分だ。

焼き物盛り合わせM。
見ただけで美味しいと分からせるビジュアルしてるよね。
特に、海老とフィッシュティッカは過去最高の美味しさかも。
一人なら、これとワインで飲みたい。

マトンペッパーフライ。
マトンとあるが、ここのはラムを使っている。
これもカレー慣れた人ならつまみでイケるね。
旨い!

南チキンカレー&ロティ&ライス。
ココナッツベースのチキンカレー。
これはある意味、想像の範囲内の美味しさだった。
美味しいのは美味しいが
これは作れる。

アルゴビ&ロティ。
ここのロティ、私はメチャクチャ好きだわ。
今まで食べた中でも三指に入る。
しかも一枚150円…最高だ。

アルゴビは期間限定メニュー。
そういうのはなんか好感もててしまうね。
多分素揚げなしの、じっくり炒めタイプ。
シンプルで旨い。
これは帰ったら真似しよう。

当然デザートも食べる。
穀物珈琲寒天にマハラニアイス。
デザート食べるなら、マハラニアイスは絶対に食べるべき!
クリームチーズをベースに木苺・アーモンド・マンゴー・チョコが
ザクザク入っていて、美味しくて顔がにやける。
コーヒー寒天はアイスの前に食べようね…私は失敗しました。


京都にも遂に日本人シェフの、こんな良いインド料理店が出来た…。

昼は、盛りも質も良いターリー(ミールス)が食べられて

夜は、南と北の良いとこどりで、酒を飲みながら

スパイス料理に舌鼓を打つ。

これは、本当に理想的なお店だ。

しかも、スタッフさんたちのホスピタリティも良いんだよね。

帰ったら通わざるを得ない。


メニューに書かれている、インド料理に関する説明も丁寧だ。

インド料理に関する知識の浸透度は

東京なんかに比べると、まだまだ雲泥の差があるから

こういうのがあると、親切だし

興味を持つきっかけになるかもしれないからいいよね。


こことNOORANI系列があれば

もう正直、私の京都カレー生活は事足りる。

近づく京都生活の未来は、結構明るいものになりそうだ。

2012年3月16日金曜日

4丁目咖哩4

この日のお通し
『馬来風光明媚』

以下、マスターの好意で作っていただいたおつまみ
『コチンリヴァース』

『ニルギリ握り』

『ド・ツボカレー』

『ダルオムレツ』

『ちぇてぃなっと☆』

〆にカレーライス
インド風と欧風

本石亭はBarである。

が、しかし、とびっきり美味しいカレーライスが食べられるお店でもある。

カレー好きなら一度は行ってみて損のないお店である。

インド風、キーマ、欧風、ドライの4つのカレーは

どれもカレー好きたちを唸らせるには十分な魅力を備えている。


二度三度と訪れたときは、マスターとの濃い~カレー談義に花を咲かせるのがいい。

勿論、一度目の訪問でも、貴方がカレー好きとわかったら

きっとマスターが放っておかないだろうが。

行くときは、最近行った美味しいカレー屋さん情報を持っていくと喜ばれる。

もっとも大抵の場合、マスターは既に訪問済みで

我々はその感想を聞かせていただくことになる。


マスターの研究熱心さは並大抵のものではない。

お休みの土日は間違いなく、カレーを食べ歩いているのだろうし

平日も夜営業前は、今日は○○のカレー食べてきたよ

と仰っていることが殆どなので、きっと毎日カレーを食べているのだろう。

食べてからの再現、自分なりの再構築にも余念がないことは

その成果物を食べているのでよくわかる。

まだまだ未熟者の私は、ただただ尊敬の念を抱くのみである。


本石亭に行くと、いつも勉強になる。

楽しくて美味しい、素晴らしいひと時である。

2012年3月15日木曜日

ガラム会

ブリバジャがまるでお通し

鴨のローストふりかけ添え
この発想はなかった
美味しいけど、一気に庶民的な味になるね

ラー油サラダ
ここのサラダは注文する価値がある
世のインド料理店には
注文する価値のないサラダが多すぎる

牡蠣のグリーンソースかけ
前よりおいしくなった。
牡蠣は湯通ししてるのかな

タンドーリチキン
最近、チキンは骨まで食べられるようになった
そんな私を皆が化物を見るような目つきで見る
致し方ない。

フラワフライ
カリフラワーのパコラはいつ食べても美味い。

何かのピクルス…だった気がする。
美味かったけど覚えてない!

お茶カレーが非常に気になっていたので
食べられて満足。
これは今までとはちと毛色の違うカレーやね。

大根キーマ。
安定感のある美味しさ。
結構辛くて、久しぶりに口の周りがピリリとした。

シナモンアイス
最近、デザートは食べる、ことにしている。
だってやっぱり大事でしょ、デザートは。
良い終わりを迎えられることは
良いスタートをきるより大事なことだ
と思わないでもない。

決して近くはないが、定期的に訪ねたいお店というのは

料理以外にもなにか魅力がないといけない。

それはお店の雰囲気であったり

スタッフさんのホスピタリティであったり

皿の上以外の所の部分が関わってきている。

ある意味、料理がおいしいのは当たり前だ。

だってプロなんだから。

本当に良い店は、料理以外の部分も褒めたくなるよね。

ホント良い店です、ガラムマサラ。

また来月。

2012年3月14日水曜日

カレー生活6

スンダル
常備菜としてもつまみとしても優秀

というわけで、スンダルを摘みにコエドの瑠璃を飲む。
先日、サッポロ黒ラベルを飲んで感じたが
大手のピルスは本当にクリアな味。
あれはあれで凄いが、私はもうちょっと個性を楽しみたい。
コエド瑠璃は同じピルスナーでも
香りもコクも全然違う。美味いね。

ヤッホーさんとこのポーター
東京ブラック。
これ美味いわ~、シッカリしたコクに後からくる苦みもいい感じ。
香りも良いし、今まで飲んだスタウト系でも三指にはいる。
そういえばスタウトとポーターの違いがいまいち分からんな…。

オムレツ道を極めんと、現在再び練習中である。
上にかかっているのはキノコトマトクリームカレー。
Youtubeのオムレツ職人動画をみて
毎日イメトレ中。

いただきものの箱根ビールのスタウト。
シッカリしたコクと香り
数字以上にアルコールを感じる。
美味しいが最後に残るアルコール感、みたいなものが気になる。

サグカレーかけオムレツ。
このサグ、トマトを加えずに作ったが…どうも違う。
作りたいのはこの方向性じゃない気がするので
次回は戻そう。
それにしてもカレーのオムレツ掛けは非常に良いね。

骨付きチキンカレーとマッシュポテト、キャベツのサブジ。
骨付きはほぼ丸鶏をぶった切ってつかった。
カレーよりマッシュポテトの出来が良かった。
マスタードパウダーを混ぜるのは◎。

チャナマサラ。
ココナッツと香菜のピュレを入れるレシピが好き。
これ、パウダースパイスの量をインドナイズしたら
すごくインド人の作るカレーの味になってビックリした。
まぁちょっときつすぎる感は否めないので、もうやらないけど。

チャナマサラのオムレツかけ。
ふわトロの表面のキメも細かいオムレツを目指してるんだが
中々道のりは険しい。
上手くできたらプレーンを載せるが、それまでは
カレーをかけて見た目を誤魔化す。

日本の元祖クラフトビール工場。
サンクトガーレンのオレンジチョコレートスタウトと
マルイチのカリントウ風ベーグル。
オレンジの香りが凄い。
苦みはそれで抑えられてる感じ。
ゆっくり飲みたいんだけれど、ついつい口に運ぶスピードが上がる。
つくづくこの麦酒は美味いと思う。


牛すね肉のワイン煮とじゃがいもとピクルスのサラダ。
すね肉はいいね~
煮込んでも煮込んでもジューシーで。

その後、それをカレーにした。
ビネガー煮詰めてテンパリングして
ヴィンダルー風カレー。
生クリームのかけ方がみみっちい。

ベジタブルコルマ。
カシューナッツ&クリーム万歳。
まずまず美味いけど、まだまだ納得いかない。
宮廷系レシピは基本的に練習不足。


サバのマリネのオープンサンド風。
焼きサバのマリネなんて久しぶりに作ったけど
これは美味い!
水切りヨーグルトをマヨネーズ代わりに
キャロットラペを挟んで隙なし!

当然ベーグルにはさんでもいい。
これはいいサンドでした。

野菜カレー。
わりとドヤ顔をしたくる出来。
野菜の甘さがよく出た、辛くないカレー。
これは美味しかった。

海老カレー。
作ろうとしたのと全然ちがうのが出来たが
まぁこれはこれで美味しい。
最近リッチテイストを練習中。


もっと料理の腕を上げたい。

その為にも、とにかく作って作って作らねば。

直近の目標は、ふわトロオムレツを作ることである。

理想は高く、ホテルで出されてもおかしくないくらいのクオリティに設定。

数少ない実践の機会と日々のイメトレで

最初に比べれば、ずいぶん前向きな失敗が出来るようになったが

如何せん、理想形への到達はまだまだ時間がかかりそうである。

Youtubeのオムレツ職人達は凄いね。

私もいつかは鼻歌交じりにチョチョイと作ってみたいものだ。