2012年11月6日火曜日

龍樹10

良いサラダというものの一例です。
このドレッシングはやっぱ美味いな~

ズワイガニのディル・バハール
美しい料理を美しくいただきたいが
蟹は手で食べるのが作法と思っているので
遠慮なく手づかみで!
フィンガーボウルを出していただける心配りが嬉しい。

キャベツのポタージュ
キャベツって独特の臭みあるよね
これ…まったく感じない、というより臭み(クセ)を旨みへ昇華してるのか
まさにナーガの神髄ですね

チキンティッカ
タンドールで焼いたものより美味いカバブが存在するお店、教えましょう
ここです。

ビーフカレー
前に食べたワイン煮より、断然好きだ。
ほんと何だよ、この美味しさは!

いろいろキノコのトマトクリームカレー
キノコのエキスがグレービーに出まくっている。
これはキノコのカレーの一つの完成形かも、美味い。

デザート盛り
ここのハルワ、実はすごく好きなんだよね~
ここで食べて、初めて
インド系デザートを自分も作ってみたいと思った。

美味しいカレーは何度食べたっていい。
寧ろ何度でも食べたい。
そういう魅力が、ここにはあるね。

シカ肉のソテー
ジビエの季節到来。
スパイスとジビエ、合うと思うんだよね。
はっきり言って、期待してます!



私は、頭で考えながら話をするのが苦手だ。

いきなり自分が阿呆であることの告白とは恐れ入るかもしれないが

とにかく苦手なのだから仕方ない。

考えることと、喋ることを別にすればいいのに

頭もよくないくせに、両方こなそうとするからそもそもいけない。

言ったつもりの事を言えてないのはまだ良い方だ。

一部しか言わないで相手に変に伝わる、これもまだまし。

最悪なのは、言おうとしたことを途中で

「あ、これ言っても伝わらんし、会話が流れて終わるから止めよう」

と気付いた結果、まったく思ってもいないことを口走ってしまう時だ。


この前、まさにそれが起こった。

思い返してもひどい科白だった…。

当時、一緒に食べていた方がスープを飲まれるのをみて

私はこんなことを思っていた。

「なかなか良いスープの飲み方するな~。人に見られながら食べるのは苦手だが、人のを見るのは面白い。そういえばスープの飲み方と言えば太宰の『斜陽』に出て来るお母様のスープを飲む描写は、印象深いな。確か、口と直角になるように…だっけ?礼法どおりではないけれど、小さな翼のようにスプーンを扱い飲む、見ていて美しい食べ方、ってのは凄いよな~。上品でいて堅苦し過ぎない。周りを不快にさせることなく、ノビノビと食べるのは実は結構難しいんだよね。逆に礼式作法通りでも、陰気に食べる様なのは高等御乞食だっけか。気取るということは、上品ということとはまったく無関係の浅ましい虚勢だ。という一文は非常に好きだったな~。私、暗い時の太宰嫌いなんだけどアレは妙に面白く読めたな…」


わずか1.2秒の間そういう事を思いながら口を閉ざしていると

対面と目があったので、つい止せばいいのに思っていたことを話しかけた。

ここでの止せばいいのに、は話すこと自体を指している。

つまりここでの最善の行動は、思考が終わるまで口を閉ざし

笑顔でも浮かべていれば良かったのである。

「こいつ何笑ってんだ?」と思われるかもしれないが

とりあえず喋るよりましだったと思う。

口を開いて0.1秒後

「あ、これ言っても伝わらんし、会話が流れて終わるから止めよう」

と思った私はあろうことか、こんなことを口走った。



「スープの飲み方で育ちが分かるよね」



Nooooooooooooooooooooooooooo!!!

最悪だ、お前はいったい何様だ。

違うんです、ホントの私はこんなこと思ってないんです。


「良い飲み方してたよ」


何者やねん、お前は!

すいませんすいません、ほんますいません。



…今から思い出しても顔から火が出る思いだ。

もう一週間以上経つが、かなり自分の中で反省している。

ほんとに我ながら碌なこと喋らん男だ。


しかし、話しても伝わりそうにないことを

急に思いついちゃった時ってのは

どうして伝わりそうもないのに話したくなるんだろうね。

もしかしたら伝わるかも、と淡い希望を抱いているんだろうか。

いやいや只の衝動だろうな。

そういえば、共感してほしい欲が強いのは、男子より女子と聞いたことあるな。

友人曰く「お前は女子力高い」

それは女々しいってことか!

と言い返すくらいの男らしさはあるんだけどな~。



まぁそれはそれとして

大分すっきりした。

以後はもうすこし注意深く話そう。

0 件のコメント:

コメントを投稿