2012年12月20日木曜日

カレー生活18

けららシチュー
結局某イベントではこっち出しました。
美味しいのか俺には分からん

人参のサブジ
肉のロティとかのガルニのつもりで作った
ギーで炒めたけどやっぱなんか違うな~

ブリ大根のカレー
これも某イベントで作りました
本番はちゃんとそれなりに綺麗に盛り付けましたとも。
実はこれが一番人気になると踏んでた

カレイのダルフィッシュ
これも某イベントで出した。
カレイと玉ねぎ一緒に炒めると
何故かバターみたいな風味が出る。
不思議だな~

サグハツ
玉葱トマトをインしたバージョン
某イベントで一番人気でした。
実は一番受けないと思ってた…

鮭のハラスのダルフィッシュ
ハラスでダルフィッシュは勿体無い
ということが分かった

ブリ大根ver2
没バージョン
大根の葉も入れると
大根の出汁が出過ぎる

肉塊1・5キロ
我が家にはオーブンは無いので
フライパンで焼いた。
今月の料理通信は勉強になった。

肉盛
牛・豚・鶏・野菜のサブジ
肉はこの日合わせて二キロ超焼いた。
二人できれいに平らげました。

手羽元とじゃがいものグリル
豚ロースのソテー
豚の焼き加減がかなりうまくいった。
焼き物は楽しいな~

マコンのワインコンクールで金賞受賞したピノ
肩書だけはある。
すいすい飲めるオールラウンダー


ミュスカ2011
上質なマスカットジュースのようなアロマ
キンキンに冷やして飲みたい


鶏とイモと大根のカレー
冷蔵庫にあるもので作った賄系カレー
こういうのはしみじみ美味い

モツと大根のアーリオオーリオ風
もうちょっと、主食と合わせるのか
お摘みなのか、絞って作ればなおよかった

かぼちゃ感はそんなにないが
まぁ美味いビールです

鶏のソテー
自己ベストの鶏胸肉ソテー
美味く焼けると気分いい

ジャーマンポテトwithゴーダ
チーズとポテト、不味いはずなし。
玉葱とじゃがいもを弱火でじっくりぎーで炒めて
スパイス絡めてチーズ乗せてトースターで焼くだけ

ポークビンダルー
オーソドックスな?ビンダルー
久しぶりに作ったけど、肉がマズイ。
カスカスで萎える。グレービーはそこそこ美味しいのに残念

私の最も好きな作家の小説にこのような一段がある。




ここに緑の牧場があると思ってくれ。ぐるりと柵で囲った中にたくさんの羊がいる。何も考えずにのう

のうと草を食べてはごろごろして、それで結構幸せな奴もいる。俺は本当に羊なのだろうか、羊で

はないのではないか、羊ではない自分とは何者なのかと不安になって呆然としている奴もいる。柵

の外へちょっと足を出して、また戻ってきては「俺は外へ出たことがあるんだぜ」と得意になって吹

聴している奴もいる。それを感心して聞いている奴らもいる。柵の外へ出たまま、どこかへ行ってし

まった奴もいる。そのたくさんの羊のたちの中に、ひとりでぽつんと立っている奴がいる。そいつは

自分が羊であることは分かっているし、実は怖がりだから柵の外へは出ようとは思わないし、かと

いって自分が幸せだとも思っていない。パッと見るだけなら、そいつは他の羊とあまり変わらないよ

うに見えるだろう。でも、よく観察してみると、そいつはひたすら黙々と、凄く凝った形のウンコをして

いるのだ。確かにそれは只のウンコだ。でもひどく凝った形だ。とはいえ、やっぱりただのウンコ

だ。そして、その羊が、俺だ。




色々と悶々としていると、決まって思い出す。

私もその羊だ、多分。

でも、むしろそうありたい。

2012年12月18日火曜日

カレー生活17

鯵の洋風なめろう、ちょこっとスパイシー
もうどうやって作ったかも忘れたな…
結構美味しかった

洋風肉じゃが
肉じゃがはカレーです!
ローズマリーとちょっと白ワイン入れたりしちゃったり

ダルフィッシュ
簡単お手軽美味しい

イサキのパスタ
アーリオオーリオの亜種って感じ
魚の旨味が油に混ざって美味しい、的な

アルベイガン
今回はイマイチ


砂肝と野菜のカレー
適当に作ったわりに美味しいから困る
ヨーグルト入れて若干コルマっぽいのも良かった

レンコンと金時豆のカレー
土浦ナンバーワンカレーでしょ

ギアラの肉じゃが
ギアラ好きならこれは好き。
モツとイモは合うね

サグ・ハツver.1
トマトなし玉ねぎなし
味、濃厚な青菜のソースって感じ
美味しいかは微妙

サグハツver.2
更にナッツペースト入れる。
限界点を探っていたら、入れ過ぎた。
まぁよくあることですが、これも微妙。
というか狙ってる味じゃない。

助惣鱈のカレー
魚卵を味噌とペーストにして溶いてみた。
大根は別に出汁で煮た。
しかし全く関係なく、タラとイモの相性の良さに驚いた。
ブランダード食べたいな

けららシチューver.ノンべジ
やっぱりシチュー以下でも以上でもない。
しかし洋食のシチュー自体はもう何年も食べてないな

サグパニール
パニールから作ったが
ビックリするほど感動しない味だな。
何故か、単純に飽きた

烏賊のカレー
スリランカのレシピをちらちらしながら作ったが
これパスタソースにした方が良いな
某お店でのイベントのおかげで

色々自分の未熟さが浮き彫りになり

大変勉強になった。


美味しいとは何か?

魂レベルの感動を与えることのできる味とは?

自分の味とは?


色々考えさせられることだらけだ。


毎日、同じメニューを何度も試作して味見して

もう自分の作ったカレーはしばらく食べたくない、と思ったけれど

終わって、食べてもらった人から、おいしかったと言ってもらえて

自分なりの感想戦を始めると、家に帰るころには

もうこんなにもカレーがつくりたい自分に

かなり驚かされた。

やっぱ好きなんだな~、カレー作るの。


明日はもっと、美味しいものが作りたいものです。


2012年12月15日土曜日

龍樹11


サラダの美味しい店は良い店だ。
いつもサラダも美味しいここは非常に良い店だ。

オニオンポタージュ
皆が美味しさに息をのむようなリアクションにほくそ笑む、私
どや?という顔をしているが作ったのは勿論私ではない

蟹を食べてるときは皆さん無口になりますね。
一心不乱に食べる姿をみるのはとても愉快。

ギアラのカレー
ギアラもタンもハツも、カレー向きの食材だと思う。
まぁここよりおいしい店は知りませんが…
内臓系はやっぱり癖あるからね~
ここみたいに誰でも美味しく食べられるというのは
奇跡ですね

キノコのトマトクリームのカレー
きのこのエキスが出まくった逸品。
美味いよな~

海老のカレー
う~ん、火の入りもグレービーの味も美味い。
だが、シェフはまだ上があると仰る。
怖ろしいほど楽しみだ。

デザート盛り合わせとチャイ
最高の食事の終わりに美味しいデザート
口福とはこういう事です

シェフからのサービス
ダールマキニ、かな。
豆の固さもベスト!
いや~チャナマサラといい
シェフの豆カレーは大好きだな。





シカ肉のロティ
最高に、ハイ!っと言いたくなるね。
素晴らしい火入れの肉は
ナイフで切り分ける時も楽しい。
ロティ、私ももっと上手くなりたいもんだ

シーフードのカレー
色々な具のエキスが染み出ているが
もっとうまく組み合わせたかった、と仰るシェフ。
既に、メチャクチャ美味しいが…言わんとされることは分かる。
もっと美味しくなると思うとゾクゾクする

この日のチーズケーキは
いつもより焼き上がりがハードだったのだけれど
それが私好みで実に美味しかった。
レアチーズケーキとかだと話は別だが
これはこのくらいの焼きが一番好きだな

12月は毎年繁忙期であるが

今年は色々重なって例年になく忙しかった。

しかしまだ終わっていないとはいえ、ピークは過ぎ去った。

後はほどほどに忙しいので、こうしてブログの更新も出来る…いや、したいと思っている。



ということで、結構前の話であるが

いつものようにホームであるところのナーガに

後輩を連れて行った時のことである。

彼は私がモラトリアムを謳歌していた頃の後輩であり

現在は互いに何ら上下関係の発生しない環境に身を置いているが

一度先輩と後輩の契りを結ぶと、その誓いは永遠なのである。

彼は残り生涯ずっと、私を先輩としてほどほどに敬う義務があり

私には彼をやたらと可愛がる権利がある。



その時彼は、悩みを抱え苦しみ、心を癒す美味しいものを欲していた。

その時私は、連日の不毛な食事に苦しみ、心を潤す美味しいものを欲していた。

お互いの為にも「約束された美味しい店」=Nagarjunaに向かうのは当然の帰結といえる。


美味い料理と抜群のホスピタリティに心癒され潤され

彼は、下らん悩みを吹き飛ばすことに成功し

私は、連日堪ったストレスを蹴散らすことに成功した。


しかし実際、彼の悩みときたら、下らんというほかはなかった。

遠距離恋愛中の彼女の機嫌が、近頃どうも宜しくないが

自分にはその原因が分からないというのである。

おかげで大事な修士論文の提出期限が迫っているのに

一字も進まない有り様だという。

下らん悩みだが、それによって引き起こされる事態は深刻である。


そもそも彼らの交際期間は4年を経ており、しかも当初から現在に至るまで

ず~っと遠距離のままである。

私に言わせれば、今まで続いたことが驚きであり

君たちの愛も距離の前に遂には摩耗しきった、という事なのだが

可愛い後輩の手前、そんなに愛なき科白も言うことが出来ない。

下らん恋の悩みを聞くのは実のところ大好きだが

事態を打開する策を、私に求めるのはお門違いというほかない。

だが、頼れる先輩の威光を地に落とすわけにもいかない。

気にしすぎるな、きっと虫の居所が悪かっただけだ

そういう日もある、それでもだめなら取り敢えず謝っておけ

大概でそれでうまくいく、などと知った風な口をきいておいた。




だが、勿論これは大嘘である。

大体、心当たりもないのに謝ったところで

誠意なき謝罪などまるで無意味である。

怒っている風だから…と理由で謝ると

大抵の場合、火に油を注ぐ結果になる。

理由もわからんくせに謝られると腹が立つ、というのだ。

当然のように、彼女たちは理由を話そうとはしない。

なぜならそれを口にするのは、相当の屈辱を伴う事だからである。

つまり、我々に要求されていることとは

うまく察しろ、と。

さもなくば別れる、と。

まぁこういう事で大体合っている。


だがナーガで気分を軽くして帰った彼は

私のアドバイスはすべて忘れ

敢えて、無視する、という勇気ある決断をした。

お前の機嫌の悪さなど知ったことか、俺は悪くない!

などといったわけはないだろうが、取り敢えず沈黙は金と出たらしい。

事態は好転し、未だ彼らの平和的男女関係は続いている。

私のアドバイスは何の役にも立っていないが

美味しい店を用意して、うまい方向へ事態は転がしたのだから

やっぱりこれは私の手柄であろう。

私に相談して正解だったと、ますます尊敬の念を強め

今後もきっと、彼は私に恋の悩みを相談してくるに違いない。

私はそれを料理の肴として、おいしくいただく。

まこと、他人の悩みは蜜の味である。