2013年5月28日火曜日

カレー生活28

京都市街の一角とは思えん場所
この現世との隔絶感が
着く前からワクワクする

木の茂った道を抜けると
古い一軒家
ここが「ハチハチ インフィニティ」

オープンサンドにスープのプレート
はぁ~、オシャレだわ

珈琲をのみながら
読書に耽る自分が好きすぎる

目を右に向けるとお庭

左に向けるとパンも陳列されてます
ご近所さんがパンを買いに
結構いらしてました

さんさかでチーズケーキとアイス珈琲
アイス珈琲も専用のモノを抽出してから
氷が溶けないように温度を下げて
提供するなど、丁寧な仕事が光ります

ハチハチのパンと
八百屋で買った野菜のポリヤル等

NOORの前菜盛り合わせ
毎度何が出てくるか楽しみ

PAYA
これを食べれば貴方も
弾けるセクシービューティになれる、かも


NOORのSPパロタ
デザートはファルーダとどっちにするか
贅沢な悩みがここにはあります

見た目のグロさから
ハイパー評判悪かった
人参とビーツのポリヤル

豆ときのこのスープ

豆とチキンと芋のカレー
逃げた時のココナッツはダメです

鱸のカバブ
ギュッとした身の詰まり方は
まるで肉ですわ

ディナーミールス
この完成度のものが通常メニューにある
この嬉しさ素晴らしさときたら‥きたら!

パチャディがあるのも嬉しいんやけど
クートゥかアヴィヤルが必ずあるのも嬉しい。
素材のフレッシュさあっての南インド料理
と個人的には思っているのだけれど
いい素材と素晴らしいシェフの腕が合わさると
ポリヤルも別次元やね


ある日の前菜盛り合わせ
2人以上で迷ったら頼むべき!
間違いない

シーフードラッサム&サンバル&バスマティ
隙のない組み合わせ
これはこの夏何度も食べたい

ある日のSPパロタ
カレーの共がライスの時はSPパロタ
パンの時はファルーダやな


いくら好きな人が勧めてくれたものでも

肌に合わないものというのは、往々にしてあるものだ。

「好きになろうと努力したんだけど‥ダメだったわ」

という切ない事になるくらいなら

「期待なんてもたせんなよ!」といいたくなってしまうが

こればっかりは仕方ない。

なんの話か?

友達の評が気に入って、再び読んでみた某ハルキ氏の小説が

やっぱり好きになれなかったという昔話だ。


ただ同時に収穫もあった。

氏の小説は私にはダメだが

エッセイは中々面白く読める、ということがわかった。

恋人は無理だけど、お友達なら‥

というのとは、別に似てないね。

氏のエッセイは、色々面白くて

表現も分析もやはり唸るものが随所にある。

さすが、私の友人が好きなだけはある!

という事で、少し自分の中の評価を上方修正した私は

その時から、エッセイだけは立ち読みしたり

図書館で借りたりして読むようになった。


さて、私が近頃いたく気に入っている

ブックカフェさんさかのマスターも

どうやら氏の作品はお好きのようで

お店の本棚には著作がズラリと並んでいる。

嬉しいことにエッセイもきっちり揃っている。

小説はアンチの私は

この間は「サラダ好きのライオン」というエッセイを読みながら

ゆっくりしていた。

その日読んでいたページには

男がオムレツをつくるにもっとも相応しい風景

について書かれていた。


氏曰わく、やはりそれは情事のあとであろう、と。

朝、若干の気だるさをのこしつつ

ボクサーパンツとTシャツだけを身につけた男が

珈琲を入れつつ

「なにもないけれど、、ほうれん草のオムレツでいいかな?」

と聞く彼女は、昨日彼が来ていたワイシャツだけを羽織っている。

部屋に漂う珈琲の香りとラジオから流れる音楽が

ふたりを包み込み、机で頬づえをしながら待つ彼女の耳には

バターを溶かしたフライパンの上に卵を流し込む音が‥‥

みたいなおしゃれ極まりないことがつらつらと書いてある。

男がオムレツを作るにもっとも相応しいかどうかはともかく

男として、オムレツを作ってみたいシチュエーションであることは間違いない。



しかし、私は言いたい。

「なにもないけれど‥ほうれん草のオムレツでいいかな?」

は、ないやろう!

なんにもないことあらへんやないか!

大体、こういう事が計画的でなく

ナチュラルに出来る男なんているのか、現実に。

ちなみに私なら前の晩、ちゃんとスーパーに寄って

ほうれん草と卵を買っておいて

翌朝ドヤ顔で、オムレツのサグソースがけをつくるね、どや?


そして、気づいた事がある。

氏の、かっこいい空間の重要なポイントは

実は男のパンツにある。

「ボクサーパンツ」と指定がしてあるのだ。

そう、これこそが一番大事。

考えてみよう、これがもしブリーフだったなら‥。

いくらオムレツと珈琲と音楽で、おしゃれな空間を演出しようとも

ブリーフで佇んでいるだけで全てが台無しだ。

別に、私はブリーフに何の恨みもないが

かの下着から派生するイメージに

かっこよさは微塵も無い。

いっそノーパンの方がそれはそれで潔い気がする。

まぁ全裸で料理するなんて、正気の沙汰とは思えないけれど。


とにかく私が言いたいことはただひとつ。

日本の男たちよ‥オムレツ作る時にブリーフはやめとこう。


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