2012年2月5日日曜日

龍樹2

シェフからのサービス
キノコのトマトソースペンネ
美味い、ほんのりペッパーが効いてる。

無農薬ハーブサラダ
この自家製ドレッシング、やっぱり美味いね。
ピンクグレープフルーツとパインも良いアクセント

ただのお湯に見えるが…コンソメだ。
これも美味いんだよね、一口目が次の一口を誘って
それが飲み干すまで続く感じ。
コースの中のスープはやっぱ大事だわ。

本日のケバブ「エビ」
いや~これがまた絶品。
私シーフードの中でも海老はすごく好きなので
頭から尻尾までバリバリ食べてしまった。
左上にみえるのはフィンガーボール。
こういうサービスも心憎い。

沖縄豚のオーソブッコとライス
前回はオムレツ載せたからね、プレーンを今回は食べてみる気になった
わけではなく、単にオムレツ頼むの忘れただけだ。
しかし、ここのライスは絶妙の炊き加減で美味い。
因みにライスはお変わり無料。

足テビチのオーソブッコ。
イタリアンじゃねぇか!とか
もうカレーじゃないやんけ!と言われそうだが
私にはわかる…シェフはこれをカレーとして作っている。
そのはずだ!
トロっトロっの豚足に
ホンノリスパイシーなグレービーが絡んで
もう天国!

キャラメルのムース、ショコラ、紫いもとタームのハルワ
タームとはシェフ曰く沖縄の里芋、みたいなものらしい
足テビチの時点で気づかれた方もいるかもしれないがシェフは沖縄出身。

食後のチャイ。
ここのチャイは今まで飲んできたチャイの中でも三指に入る美味さ。
ホールスパイスがカップにゴロゴロ入ってるのも
個人的にはうれしい限り。
この日のGカルダモンがメチャクチャ大きくてびっくりした。



私は飽き性な方である。

一度のめりこむと、恐ろしいほどはまって

それしか考えられなくなるのだが

割と飽きるのも早くて

この前熱中していたモノを平気で

あぁあれはもう終わってるコンテンツ

とか言ったりする。

そんな私が飽きることもなく

食べ続け作り続け愛し続けているカレーの世界というのは

如何に深遠で果てしないものか。

まったくカレーとは人生そのものですね

とか、いかにもなことを言ってみたくもなる。


しかしこう、何年もカレーばかり食べていると

自分の中でも、好きなカレーの方向性が大体固まってきたり

それこそ自分の理想のカレー像とかが

おぼろげながら見えてきたりする。


いつかは自分にとっての至高のカレーを作ることを

人生の目標の一つに数えている私の

今年のカレー目標は、調和と洗練

ということは既に何度も書いている気がするが

ここのお店の出す、シェフ独特のインド宮廷料理は

そういう意味で、私には最高のお手本である。


美しい盛り付けに繊細なスパイス使い

粗野な辛いだけのカレーとは一線を画す

素晴らしく調和のとれた料理を

落ち着いた空間でいただく至福のひと時。

ここでの時間が近頃の自分の疲れを

一番癒してくれている。

こういう店、大事にしたいね。


因みに前回はランチで訪れたが

今回はディナーで訪問した。

ディナーコースはランチと違い、本日のケバブが付くのと

デザートが2種から3種になる。

因みにケバブなしのセットもあるが

せっかくディナーに来たのなら、迷わずコースにすべきである。

本日のケバブと聞いて、ターリーの上にちょこんと乗る

チキンティッカやシークカバブを想像したそこの貴方は

上の写真を見ていただきたい。

ここのケバブは、断じて添え物などではなく

立派なコース料理の一皿として登場する焼き物だ。

迷ったらコース、は絶対に後悔しない選択だと思う。




カレーというと、国民食として浸透しすぎたがゆえに

いい意味で庶民的、悪い意味で軽く見られがちだ。

実際、こんなにいろんな可能性を秘めた料理というのも

中々ないと思うんだけれどなぁ。

しかし、口や言葉で説明するとどうも野暮ったくなっていけない。


結局、百聞は一食にしかず、ということで

食べてもらうことが一番だ。

カレーの限りない魅力の一端を、分かり易くマニアでない人にも伝えられる

こういうお店の存在はすごく有り難い。

今まで、カレーの魅力を力説するたびに

いったい何度「カレーなんて」と言われたことか…。


まぁそれに関しては、熱くなりすぎる私がいけない説もあるが

どうしてもカレーの世界に引きずり込んでやりたい相手が出来たときの為にも

こういうお店を手札に持っておいたほうがいいのは確かである。


そういうことで、ここでの来るべきカレーデートの為にも

入念な下見を兼ねて、私はこれからも定期的に通い続けていくつもりである。


2 件のコメント:

  1. いや本当にエクセレントですよ。
    雰囲気も料理もまさに至高…私も訪問一回にしてすっかり虜になってしまいました。
    このぐらい洗練された料理を作れるようになりたいです。

    シェフの体調のこともあり完全に不定期営業なので、予定を立てづらいのが難点ですが、タイミングさえ合えばこれからも通い詰めたいですね。

    ああここで素敵な女性とデートしたい…

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  2. >シマさん

    ここに通いつめるのはハードル高いですよ…何より運が必要ですし(^_^;)

    とにかくシェフには体を大事にしてもらいたいですね!

    脳内独り言がもれてますよ(笑
    私は既にしましたけどね…(^.^)

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